薬の投与方法
戻る
薬は、体内の目的の場所で最も効果が発揮できるように、のむ時間や間隔、形、量など工夫されてできています。薬に応じた適切なのみ方、使い方を守りましょう。


のむ時間を守ろう

 薬の説明書に、1日の服用回数やいつのむかなどの表示があります。必ず説明書を読んでから、服用しましょう。

食前 食事前の30分以内にのみます。
食後 食後30分以内にのみます。
食間 食事と食事の間、前の食事から2〜3時間後にのみます。
食事の最中ではありません。
就寝前 寝る30分から1時間前くらいにのみます。

薬をのみ忘れたら
 決められた時刻からそれほど時間がたっていなければ気づいたときにのみます。のみ忘れが次にのむ時間に近いときは、のみ忘れの分は抜かしましょう。服用間隔の目安は、1日3回の服用の薬なら少なくても4時間以上、また1日2回服用の薬をのみ忘れた場合でも、次の服用時間まで6時間程度はあけるようにします。

薬は水やぬるま湯と一緒に
 薬はコップ1杯の水かぬるま湯でのみましょう。
 薬の成分が水で薄められ、粘膜への刺激を少なくします。


 
剤型ごとの上手な使い方
牛乳 お茶 コーヒー アルコール類 ジュース類


牛乳 薬によっては吸収の妨げになることもあります。
お茶 濃いお茶は薬の成分を変化させ、効果を低下させる可能性があります。
コーヒー 薬の中には眠くなる成分を抑えたり、薬の作用を強めるためにカフェインが含まれているものがあります。コーヒーと一緒にのむと、カフェインの取り過ぎとなる可能性があります。
アルコール類 薬の作用が強くなりすぎたり、副作用の危険性が高まります。薬を服用する前後の飲酒は控えてください。
ジュース類 果汁の酸性が制酸薬の作用に影響を与えたり、またグレープフルーツジュースが薬の作用に影響を及ぼすことが知られています